論語と算盤

学生時代に読んだ「論語と算盤(渋沢栄一著)」を再読する。
渋沢は日本を代表する起業家として知られ、みずほ銀行、東急、王子製紙、キリンビール、サッポロビール等、500以上の多種多様な企業の設立に関わった方である。

「人は何故働くのか?」「企業は何故存在するのか?」
これらの問いかけに対して、著者は「金儲けを通じて社会を良いものにする」という一貫した主張を広げている。アジア固有の価値観である論語が示す理想を、ビジネスという手法で実現に向けた取り組みである。

近年ROEやROI等の指標で企業が測られ、企業はそれら数値目標を達成するために、様々な努力を行っている。
日常的な努力から、道義を超えた努力、法を超えた努力など。

それらの努力は、強いて言えば株主を喜ばせるための数値を達成するためのものでしかない。金儲けですらない。しかも、昨今の粉飾決算やテクニカルな会計処理などを推し進める姿を見ていると、目的を失い、出口の見えないトンネルを高速で走り続けるしかない企業の悲鳴が聞こえてくる様だ。

湘南塾では塾生同士の内部の勉強会、公開合宿等を通じ、改めて「何故働くのか?」「企業は何故存在するのか?」という疑問を通じ、あるべきビジネスマンの姿、あるべき企業の姿を追求して行きたい。
By Kent Ohwada

渋沢栄一 論語と算盤
http://www.amazon.co.jp/dp/4044090017