世の中を読む

今週担当の“大食漢”のハギです。

今回は「世の中を読む」ということをお話ししたいと思います。私が就職した年代は1990年代のバブル崩壊後でちょうど就職氷河期に入りつつある時代。携帯電話が普及し始め、ポケベルもまだ存在し、電子メールの利用が限定的に始まり、インターネットの民生利用が本格的に始まる可能性について世の中で徐々に話題になりつつような時代。まだ世の中、”紙”で溢れ、電子データでのやり取りが殆どない時代。

当時、世の中で2000年以降に起こりうることを想定して、自身の長期的なキャリアにつき、意外と真剣に考えていた気がする。

「金融機関は淘汰され支店や営業員は劇的に減るだろうな・・・」

「紙媒体は今後そんなに伸びないだろうな・・・」

「メーカーの生産拠点は海外に移り製造の現場は中国に移っていくだろうな・・・」

「資格を持って行う生業は徐々に競争過多になるんだろうな・・・」

「少子化になり国内のみを市場にするビジネスでは成り立たなくなるんだろうな・・・」

なんて、推測しながら、自分のキャリアの強みを”どこに”持って行くのか、それなりに考えた記憶がある。

その時代から約25年経って、意外と当時予想した通りに、世の中が変質していることに改めて気付く。そして、これからの25年、世の中がどう変わっていくのか、変化するスピードを慎重に読みながら、自身のキャリアを考えないといけないと感じる。

「ネットワーク(インターネット)へ更に付加価値が吸収されていく」

「更なるグローバル化、そして、ボーダーレス化」

「日本市場の少子化・労働力不足の加速」

「地方の衰退と並行して地方活性化の更なる機運の上昇」

どこで働くか、何の産業に従事するか、そこでどういった役割を演じるか、全て自己責任。

成長する市場は何なのか、10年~20年後も価値を提供し続けられる産業は何なのか、プロとして働くサラリーマンであれ、個人事業主であれ、常に意識して行動して準備しておく必要があると思う。

実際、生活している中で25年前(1990年代)にあったものがドンドンなくなっている。

・町の本屋

・個人経営の家電店

・自転車屋

・駄菓子屋

・和菓子屋

・銀行や生損保の支店

・商店街

・町の市場(八百屋/魚屋)

・有人駐車場

・有人改札/有人券売所

2030年~2040年と新しい時代に向かうにあたり、今後25年で”どういったモノ”が無くなり、”どういったモノ”が新しく生まれてくるのか、人任せや世の中のせいにせず、きちんと自ら「(先を)読んで」仕事や職に携わる責務が個々にあると思う。「商店街が無くなるのは行政のせい」「地方が衰退するのは政府のせい」「仕事がないのは誰かのせい」と、他責を求める人には常に未来がないことは明白な気がする。サラリーマン生活の過ごし方も、自営業での楽しみ方も、老後の生活も、全て自己責任。自分なりに情報を集め、考え、整理して、予測して、次の時代の準備を自分の責任でしたいものである。

戦後日本のイノベーション100選より写真引用(阪急電鉄の日本発の自動改札機)