最近興味のあるビジネス〜2100年のビジネス〜

今月のテーマブログである「最近興味のあるビジネス」について、大和田が例によって与太話をさせていただきますので、お付き合い頂ければと思います。

単なる金儲けという事であれば色々とネタがあるのですが、そもそもビジネスとは何か、商売とは何かと考えた時に、人様のお役に立ってこそのビジネス・商売ですので、私の関心事は、どうしても人様が困っている事に目が向きがちです。
途上国のQOLに貢献するために、エンタメを届けるという今の商いも、人様のお役に立ちたいという思いから創業に至った経緯です。

さて、人様が困っている事は無数ありますが、ボランティアではなくビジネスとして成功させるためには、利益を生み出すメカニズムを見つける事が必要になる訳です。

では、そのメカニズムは何かと考えると、色々な手法がある訳ですが、一番分かりやすいのは、先行者利益のモデルだと思っています。他人が目を付けないうちに先行投資をして、他人が気がついた時には、他人のついてこれない所まで進んでいるという。

では、どうすれば先行できるのか、と考えると、一番確実なのは、予測できる未来から現在に遡るというものです。未来に必要とされるものを、今から種を蒔いておくというものです。

では、未来を予測する手法ですが、古来より古今東西で最も確実とされる予測手法は、人口統計を見る事だと言われています。

現在の地球上の人口は73億人ですが、2050年には94~100億人、2100年には112億人になるそうです。しかも、増加人口の8割はアジアとアフリカということです。

 

こんなに人口が増えたら、まあ、色々な問題が出てきますよね。そこが商売のタネになる訳です。

私の様な素人が考えても容易に想像できる問題について、私はビジネスで解決できないかと興味を持って勉強をしている最中です。
①そんなに多くの人間が、どこに住むの?
②そんなに多くの人間が、何を食べるの?
③そんなに多くの人間が、どうやって学ぶの?

①の住居問題について。

爆発的な人口増加を遂げる国々では熟練工の調達ができないため、建築プロセスの改善が大きな課題になるはずです。しかも、省エネルギー、というかゼロカーボンで無ければ持続的な発展は見込めません。気象条件が過酷なアジア・アフリカ地域において、どの様な住宅が必要となるか、2100年を見据えた都市計画と共に、住宅整備のエコシステムを作る必要があると考えています。

大量の住宅の供給が見込まれる市場。新たなエコシステムを作れない既存事業者に対して、新参者ができる事は何なのでしょうか?試案があるので、あと4~5年のうちにトライアルをできればいいなぁと考えている次第です。

②の食に関する問題。

牛肉を1kg食べると車で約100kmを走行するのと同等の温室効果ガスが発生するそうです。(出典:EWG)

世界の人々はアメリカ人並に牛肉を食べるとすると、一人あたり24.7kgの消費、1kgあたり100kmの温室効果ガス、これが110億人とすると、、、、計算するの諦めました。多分、アンドロメダ銀河まで行ける距離になってしまいます。

つまり、肉食からのシフトをせざるを得ない時代になるはずです。(温室効果ガスの出ない畜産の方法も解決策の一つだとも思いますが)

いわゆるタンパク質の効果的な生産で考えた場合、沢山の卵を生むタンパク源が経済効率が高い訳です。その一環として、最近は食虫に関心を示す人も出てきています。

私は生理的にNGですが。
(食虫文化を排除するつもりは無いですし、私自身これまで結構食べてます)

いきなり虫に行く前に、日本人としては、魚があるじゃないかと思います。
実際に魚を食べる日本人は、牛肉の消費量はアメリカ人の1/4なんだそうです。
(それ以外に豚や鳥も食べるからという説もありますが、まあ魚の影響が大きいのでは?)

魚の養殖技術は日本が最も進んでいるので、日本の食魚文化の輸出を通じて、未来の栄養問題解決に貢献できるのでは無いかと考え、世界の様々な所で魚を食べたり、食べてもらったりしながら勉強を続けています。

クールジャパンとして日本の食文化の輸出をするのも良いですが、持続可能な開発という観点からの魚産業の輸出という観点も大事なんじゃないかと思うんですよね。

養殖と加工、流通と食文化の形成という一筋縄では行かない大問題ではありますが、未来には確実に栄養問題は発生しますので、その解決を通じて商いができればなと常々考えています。

③の教育について。

教育とは、最も効率の良い投資であり、しかも報酬が得られる。と誰かから聞いた事があります。
世界をより良い方向に導くためには、良い教育を提供すべきであり、そのための環境が必要になります。

急速に人口が増える環境の元で、どの様にして、質が高く、誰もがアクセスできる教育環境を提供するかが、課題解決のポイントになると思われます。日本でやっているプログラミング教育だとか、早期英語教育なんてのは、教育上のトッピングの話であって、教育するためのインフラをどう作るかが、我々が2100年に向き合うためにすべき事だと私は考えています。(もちろん、2100年に向けて、どの様な人材が求められるか、というグランドデザインをベースとした教育のプログラム開発の必要性は理解しています)

以前、某米国の財団の方より、アフリカで彼らが展開する教育プラットホームビジネスについてレクチャーを受ける機会がありました。

「単に教材を電子化しましたー」という日本の教育ベンチャーとは全く違う次元で、根本から教育のインフラを作り上げるという仕組みには唖然とするばかり。

そのプラットホーム的なビジネスモデルはどうやって思いついたの?と聞くと「日本の公文式」とのこと。

また、日本人はやられてしまいました。プロダクトは作れるが、プラットホーム化ではいつも負けるのが日本の持ち味なのかしら。

現在の日本の学校教育には多くの問題がありますが、一方で日本独自のお宝が隠れているはずです。そのモデルを展開する事によって、商いを通じて2100年の教育環境を解決する道が見えてくるのではないかと考え、日々、外から日本の教育を観察する日々です。

 

ダラダラと与太話になってしまいました。

未来を予測し、未来の人々が困るであろうことを、現代に遡って解決する商いを作ること。
100年続く企業を最も輩出している日本人として、私も100年続く商いをすべく、日々努力して参ります。