<大食漢のビジネス回遊録:2016年9月14日>

最近、越境ECに関して相談を受ける。
でも、ちょっと冷静になって考えないといけないのは本当に「売れる」のかどうか。現地で認知度のないプラットフォームで、認知度のほとんどない商品が、現地での告知やPR活動なく、「売れる」見込みがあるのか、ということ。
自社ECで展開する場合も同じ。「それで本当に売れますか?」という率直な問い。
マーケティングしていく上で留意しないといけないのは、”点”と”点”の仕掛けをしても、所詮、”点線”や”細い線”にしかならないということ。以前の会社で越境ECにチャレンジしたことがあったが、グローバルブランドにも関わらず、結果は散々たるもので、会社に損をもたらしてしまった。
「あなたのその商品そんな売り方で売れますか?」というのは常に自分自身が現地の人をイメージして判断しないといけない。「日本人が(例えば)イギリスの知らない(怪しい)プラットフォームの、聞いたことないようなブランドの商品を買うために、自身のクレジットカード情報や住所を入力して、長いデリバリー期間を待って、買うかどうか」という点に置きなおして、考えてみるとわかりやすいかもしれない。商品自体に知名度があり、ココでしか買えない、というモノしか買わないはず。
単に”点”だけでなく、”面”にするためには、労力はかかるが、現地に根を張って、時にオフライン(リアル)チャネルや現地でのPR/マーケティング、顧客サービスに汗をかかないと、しっかりとした果実(成果物)をとれない、という厳然たる事実や過去の積み重なった経験がある。実際に購買に繋がるまでの一つ一つのプロセスや課題を、しっかり見つめることが重要だと思う。
上司に言われたから”形だけ整えた”、対外的に”やってる”ということを見せたいので”とにかく商品を出している”・・・だけでは、本質的な意味で、ビジネスをしていることにならない。Tangibleな成果物を求めて真面目に地道に一歩一歩取り組む姿勢がないと、そんな簡単に商売はさせてくれない。
by Hagi