<大食漢のビジネス回遊録:2016年7月15日>

三菱商事やソニーに在籍させて頂いた頃は綿密なビジネスプランを描く事に膨大な時間を割いていた。現地での調査資料に仮説を立て、予算や売上予測を組み立てながら、「どんな人を採用しようか」「どのチャネルを攻めていこうか」「どんな商品でいこうか」じっくり考え、実行までに時間をかける。自分の資本で最初に上海で飲食事業を始めた時もそう。最近なんとなく…それが間違っていたのかなぁ…と振り返る。大会社と小資本でビジネスを回してみてわかった事……それは「やってみないとわからない」という絶対的な事実。現地への技術移転が思ったように進まない、家賃が高騰する、規制やビジネス条件が変わる、競合から嫌がらせを受ける、などなど、想定しないことが沢山起きて、想定しない方向へ行く。根拠の薄いビジネスプランをこねくり回すより、実行を早めて、DOとSEE、加えてACTION(改善)を高回転させる事が重要だと改めて気づかされる。現場からの気付きや実際の数字ほど、リアリティーのあるものはない。特に小資本で進める場合、マネタイズする迄に時間をかけ過ぎると資本を浪費する。リーダーが無理やり進めていかないといけないステージもあるが、”頭”を動かしながら”手足”を素早く動かせる「仲間」を如何に増やすのか、ほんと重要になってくる。ヒト、モノ、カネのうち、ヒト(仲間)だけは時間がかかるし、他の要素と比べ、重要度が違うことを思い知らされる。 by Hagi